Q:. カナダでの学校交流や日本文化紹介またユニークで実績のある英語研修多文化と環境を考えるなどの活動をしているカナダフレンドシップ大使は、いつから、どうして始まったのでしょう?
A: 1981年カナダの作家Joy Kogawaさんは、処女作「OBASAN」がLester & Orpen Dennays Ltd.社から出版(1983年Penguin
Booksから出版)されると、カナダ処女作賞、カナダ文学賞、全米図書賞など 多くの賞を受賞し、一躍有名になりました。
1984年Joy Kogawaさんが来日し、NHKやテレビ朝日などマスコミで紹介され、全国で講演会も開催されました。その中で、山口県で行われた講演会の様子を、毎日新聞徳山支局の橋詰支局長が「石を憎む」という題でコラムを書かれました。それを読んだ読者の一人、稲田絢子さん(当時 73歳 山口女子師範の会役員)が日系カナダ人で老人施設にいる日系カナダ人に日本食などを送りなどの支援活動を開始されました。その活動に感動した浅海道子さん(「ナオミの道」小学館の翻訳者)が、主婦を中心に、活動の輪を広げていきましたました。
第一回は、山口県の青年団の有志が、ライオンズクラブなどの寄贈によるビデオデッキや日本食を現地バンクーバーまで運んでいきました。その活動は、トロント郊外スカロボにシニアセンター建設の援助まで広がりをみせ、日系人賠償問題が決着するまで多くの企業や民間の有志によって続けられました。学校交流や日本文化紹介は、日本食をカナダに届ける活動の中から生まれました。
英語教育は、浅海道子さんが、1968年から開始されていたものを母体としてカナダの英語が国際語として最も美しいということを会員の中で認識し、フレンドシップ大使の夏期の活動として始まりました。
Q:現在はどのような活動をしていますか?
A:現在は主に英語研修、リッチモンドやバンクーバーでの学校交流を行っています。日本の文化を紹介したり、カナダの文化を学んだり、ワークショップを通じて環境や平和について現地の子供たちと一緒に考えたりしています。 |